2018年9月20日木曜日

【SEの仕事】SEとしての脳トレ【速聴】

SE以外でも効果はあると思います。脳トレとして速聴をやっている話です。

会社(IT系)に勤めて10数年経ちます。最近は減りましたが、入社して7~8年目位までは先輩・上司に怒られたものです。

普通の人ならば…
普通に仕事してれば2年目~4年目位でそのレベルに達するのでしょう。
しかし私は違いました。かなり時間が掛かりました。(今でもまだまだなのですが。)

入社前からc言語、Java、DB、Linux、仮想化、・・・色々学び、知識においては同期に負けない自信がありました。けど、そんな知識など仕事では大して役に立ちませんでした。

なぜなら、業務内容は…

試験、試験、試験。 試験しかありません。
つまり、SEとしての基礎知識よりも、その業務特有の知識(例えば、Aの画面を使うには、事前にBの画面で設定をしておくとか)が必要なのです。当然、業務にアサイン※1されてからその業務の内容を知りますので、事前に勉強しておくことなどできません。
じゃあ、仕様書や設計書を持ち帰り、勉強すればいいのか?

ダメです。うちの会社は一切のデータ持ち帰り禁止。一応上司に許可を取れば持ち帰られることになっていますが、実質許可は下りません(家で仕事させない分、良心的と捉えることもできます)。

ということで、先輩から仕事が与えられたら即理解し、作業をこなす必要があります。過去に教わったことは覚えておく必要が有りますし、言われたことを正しく理解する必要があります。これは当然のことなのですが…

私にはこれができなかったのです。
何故か?



頭が悪いからです。

一口に頭が悪いと言っても、頭の悪さには色々な意味があるわけですが、私の場合は「とろい」「どんくさい」という言葉がかなり近いです※2 ※3。

SEの仕事ではコミュニケーション能力が非常に大事と言われています。デジタル、0か1かの世界なので、あいまいなことが許されません。先輩や上司の言っていることを一言一句、正確に理解する必要があります。

誤った理解、解釈のまま仕事を進めると、試験ではバグを見逃すでしょう。設定漏れによりシステムを破壊するかもしれません。仕様検討、設計、製造それぞれ違った問題を引き起こしますが、いずれにしてもSEの仕事はうまくいきません。

したがって、コミュニケーション能力は非常に重要になります。前述の通り、私は「どんくさい」ので、お察しの通りです。1年目2年目なら多めに見てくれることもあるでしょう。しかし、4年目、5年目ではそうは行きません。

で、速聴の出番です。
速聴は「どんくさい」を解消できる脳トレです(人によって効果に差があります)。

実の所、入社前…というかもっと前から自分が「どんくさい」というのは分かっていましたので(20年以上生きてれば気づきますよね。)、速聴を試す程度のことはしていました。速聴の書籍に付属のCDを聞いてみる程度でしたが。
ただ、そのCDを毎日聴いているだけ、つまり同じ内容を繰り返すだけではあまり効果は無いように思います。

なので、毎日のニュース番組を速聴するようにしています。
私のやり方は以下です。

1. PCでニュース番組をTV録画。
2. tsファイルからmp3抽出。※4
3. mp3をPCからAndroidタブレットに転送。※5
4. 早送りで聴く。※6

始めたころは、上記ではなく、もっと効率の悪い手順でした。そもそも、スマホもタブレットもありませんでした。今ではアプリが充実しているので結構簡単に上記が実現できます。

効果の程ですが、人並みには「聴く」能力はついたと思っています。客観的に測る手段がないため、どの程度の効果なのか示すことができませんが。気になるなら書籍やWebにたくさん情報があると思います。
それと半年程度では効果は少ないように思います。最低でも2~3年は必要だと思います。

あと、ここまで書いておいて覆すようですが、普通の人であれば、普通に人付き合いしていれば、人並みのコミュニケーション能力はつくのだと思います。私は昔から人付き合いが苦手だったので、コミュニケーション能力も上がらなかったのです。なので、速聴を選択しました。ここでのベストチョイスはサークルなり、飲み友達を増やすといった方法です。私はその選択ではなく速聴を選びました。

ちなみに私は努力は嫌いではなかったので、常にプログラミングの勉強はしていましたが、仕事の上では全くもって無意味な努力でした(プログラミングは趣味も兼ねているので、苦ではありませんでしたが)。いや、数年後には役に立ちましたが、その当時の業務では役に立ちませんでした。
何を言いたいかと言うと、重要なのは自分の弱点を見つけ、その弱点を克服する事が大事です。間違っても原因が「どんくさい」なのに、プログラミング技術向上やSEの知識を付けるなど誤った方向の努力をしないことです。そこそこ勉強するのはいいですが、弱点克服に重点を起きましょう。
もし、自分が「どんくさい」とわかっているのであれば、プログラミングの学習ではなく、速聴などの脳トレをしたほうが効果的です。


※1 割り当てられること。
※2 記憶力も低いです。
※3 どんくさいにも種類があります。耳が悪いせいで相手の話が聞こえない、集中力が無くて聴いてない。
※4 タスクスケジューラからc#の独自ツールを起動し、FFmpegにかける。
※5 WiFiでPCからAndroidタブレットへAndroidアプリFolderSyncを使って転送。
※6 AndroidアプリMapleでピッチ調整して聴く。

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